the Others : 7 sins
人数:2〜5人
ルールの難しさ:★★★★★
プレイの難しさ:★★★★☆
プレイ時間:120min〜
■目次
▶ゲームの紹介/概要▶ゲームの流れ
▶プレイ感
■ゲームの紹介/概要
注:本ゲームは日本語版が存在しないため,以降出てくる用語・翻訳文は筆者による意訳で進めています。翻訳時参考にしたリンクは後述。 the Others : 7 sinsは,プレイヤーのうち1人がSinプレイヤーに,残りのプレイヤーはヒーロープレイヤーになり,Sinプレイヤー vs ヒーロープレイヤーの構図で対戦を進めていくゲームです。
SinプレイヤーはHell Clubによって召喚された「七つの大罪」の化身を操り,世界に黙示録(Apocalypse)を引き起こすことを目的とします。一方のヒーロープレイヤーは信仰を武器とする特殊部隊F.A.I.T.H.の一員として,この恐るべき侵攻に立ち向かいます。
ゲーム中で使用するヒーローとモンスターのフィギュア。
ヒーロー。基本セットでは7人のヒーローがいる。
注:本来は台座の色はキャラクターによって決まっているのですが,撮影時のミスですべてバラバラになっています。ゲームシステム上は問題ないので,ここでは気にしないでください。
モンスター。複数の中からSinプレイヤーが使用するモンスターを選ぶ。
戦いの舞台となるのはイングランドの巨大都市,Haven。
Sinプレイヤーはこの都市を堕落させ,火を放ち,破壊していきます。ヒーローはそれに対抗すべく力・技術のすべてを尽くすのです。ヒーローが戦えば,Haven自体もまたその設備を十分に活かし,Sinプレイヤーに抵抗してくれるでしょう。
戦いの舞台,Haven。形はシナリオによって異なる。
そしてヒーローが目的を果たせず一定数のヒーローが倒れればSinプレイヤーの勝利,与えられたミッションを達成することができればヒーロープレイヤーたちの勝利になります。
ストーリーボードとヒーローに与えられるミッション。基本セットでは7つのシナリオが用意されている。
というのがこのゲームの大筋です。これだけを見るといわゆる普通の「ヒーロー物」のようですが,この the Others,中二心をくすぐる設定が続きます。
ヒーローと比べ,圧倒的に強大な力を持つモンスターたち。特に七つの大罪の化身であるアバターは初期段階のヒーローとは比べ物にならない力を持っています。
さらに時間の経過とともに近づいてくる終末の時
アバターフィギュアと世界の終焉を告げるアポカリプスカード。
さらに「七つの大罪」が世界を覆うにつれ,恐るべき堕落(Corruption)の力もまた世に満ちていきます。モンスターによる攻撃はヒーローたちの身体を傷つけるのみでなく,その内面さえも堕落させていきます。
しかしヒーローたちはその堕落の力を取り込むことに成功するのです。
ヒーローボードとその墮落度を示す触手カウンター。
ヒーローは自ら進んで堕落の力を取り込むことにより,通常時を超える能力を発揮することができます!
しかし堕落の力を使いすぎると自身を傷つけることになり,最後には自分をモンスターに変えてしまうことも……
というわけで,堕落の力により自らを闇に染めながらも世界を守るために戦うヒーローと,その堕落の力で世界に終焉を迎えさせようとするSinプレイヤーとの対戦型ゲーム。めちゃくちゃおもしろそうじゃないですか。
今回は少々細かなルールのあるゲームなので,大まかな流れを見ていきましょう。
■ゲームの流れ
Sinプレイヤーとヒーロープレイヤーに分かれたら,Sinプレイヤーは今回のゲームで使用する「大罪」とアコライト(何度も復活する下級モンスター)を選択します。これによって,登場するモンスターの見た目や能力が変わってきます。
今回登場するモンスター。今回は大罪「傲慢
次に決めるべきはストーリー。
基本セットには7つのストーリーが含まれており,この中からひとつを選択します。
ストーリーボード。ストーリーの傾向によって4種類に色分けされている。
これによってヒーロー側の目的や,アバターの登場タイミング,マップなどが決定されます。
表にはストーリーの分岐やラウンド開始時/終了時の処理が書かれ,裏にはこのシナリオで使用するマップが書かれている。
ストーリーに沿ってマップやモンスターなどの初期配置を決めたら次に決めるのはヒーローです。
F.A.I.T.H.のヒーローは7人一組で活動しますが,マップ上に登場するのは3人または4人のみです。それ以外のヒーローは控えとして,戦場に出たヒーローが倒れたときに備えて待機しています。
7人のヒーロー。ヒーローにはそれぞれ固有の能力がある。
ヒーローはそれぞれ特徴の異なる4つのタイプに分けられます。他のヒーローの援護が得意なリーダー(Leader),接近戦に秀でたブルーザー(Bruiser),遠距離戦を得意とするシューター(Shooter),都市に降りかかる災厄の浄化を行いやすいフィクサー(Fixer)です。
各タイプによってヒーローボードの色が分けられる。
注:本来は,ヒーローフィギュアの台座の色はこのヒーローボードの色と一致します。
各ヒーロープレイヤーは,この中から自分のゲームスタート時のヒーローを選択します。
せっかくなのでこのヒーローボードをもう少しよく見てみましょう。
ボード右上のに書かれている(1)のはキャラクターの特殊能力。上段中央(2)に描かれている四角は攻撃や都市の浄化を行う際に振ることができるダイス(=サイコロ)の数。
そして下段は堕落(Curruption)トラック(3)とボーナストラック(兼ダメージマーカー置き場)(4)です。
ヒーローボード。
このゲームの鍵になってくるのは下段の堕落トラックです。
ヒーローたちは信仰を武器に「大罪」と戦いますが,彼ら自身もまた「大罪」に蝕まれます。モンスターと戦闘ではダメージを受けるだけではなく,精神を堕落させられる場合があるのです。
その場合,この堕落トラックに堕落トークンを置きます。
1点の堕落を受けた場合。堕落値が2以上になる場合は堕落トークンをその分だけ右に進める。
堕落値が最大に達した場合,ヒーローは守るべき市民を殺害してしまったり,暗い過去に縛り付けられるなど,狂気に堕ちていきます。
恐るべき堕落の力ですが,ヒーローはこの力を利用することもできるのです。
戦闘時に自ら進んで堕落する場合,その戦闘中に限り,その堕落トラックの下に描かれているボーナストラックおよびそれより左に描かれているボーナスの恩恵を得ることができます。
戦闘前に自ら堕落した後の堕落トラック。この戦闘中,ヒーローはボーナストラック左から4つの効果(ダイスの追加や出目の強化など)をすべて得ることができる。
敵の力を取り込むことで,精神を侵されながらも強大な力を得ることができる,というイメージでしょうか。ダークヒーローですね。
なお,各ヒーローの体力は5点ですが,ダメージを受けるとダメージマーカーをいずれかのボーナストラックの上に置きます。
3点分のダメージを受けたヒーロー。5点のダメージを受けたヒーローは死亡し,ゲームから退場する。
ボーナストラック上にダメージマーカーが置かれている場合,自ら堕落したとしてもその部分の恩恵は得られません。このボーナストラックの恩恵はなかなか大きいため,どこにダメージマーカーを置くか判断も重要になってきます。
人数分のヒーローが決まったら,あとはヒーローの助けとなるアップグレードカードやSinプレイヤーの手札となるSinカードなどの準備をします。
アップグレードカード(左)とSinカード(右)。ヒーローはアップグレードカードによって新たな能力や装備を手に入れ,SinプレイヤーはSinカードを使用することでヒーローの行動を妨害する。
さて。
ここまで準備ができたらいよいよゲームが始まります。
このゲームはラウンド制を取っており,基本的には各ヒーローが2回ずつ行動したら1ラウンドが終了。このラウンドを繰り返すなかで,ヒーローはその目的達成を目指します。
「あれ? ヒーローの行動だけでラウンドが終了するなら,Sinプレイヤーはいつ動くの?」
大変いい質問です。
ですが,それは追って説明していきましょう。
ラウンド開始
ラウンド開始時,まずはストーリーボードに書かれたラウンドストーリータスクの処理をします。
ラウンドストーリータスク。このシナリオのタスクは「マップ上の3箇所にそれぞれ追加のトークンを設置する」。
その後,このラウンドの行動をどのヒーローから始めるかを決定します。
2番目以降は時計回りでヒーローのターンが交代していきます。
ヒーローターン
ヒーローターンが始まったら,そのヒーローが持っている未使用のターントークンを裏返します。
ターントークン。各ヒーローは2つずつのターントークンを所有している。左は未使用,右は使用後の状態。
このトークンは「自分のターンを行った(またはラウンド中あと何回ターンが回ってくるか)」を示します。
つまり,自分のターン毎に1つを必ず裏返すので,1ラウンド中,各ヒーロー最低でも2ターンは回ってくることになります。
ヒーローターンに行えることは移動+戦闘または移動+地域の浄化のいずれかです。
細かな話をすれば,何もせずにターンを終えたり,都市全体がヒーローの支援をしてくれるシティアクションを行えたりもしますが,長くなるので今回は置いておきましょう。
移動後,そのスペースにモンスターがいる場合には戦闘を行うことができ,そのスペースに堕落(Curruption)や火災(Fire)トークンがある場合には,それらを取り除くことができる。かもしれない。
移動
ヒーローは最大2スペース分まで移動できます。
この「スペース」という単位がちょっとわかりにくいので,もう一度マップを見てみましょう。
マップ。マップ上にはヒーローの助けとなるシティアクションのアイコンなどが描かれている。
建物の中1つは1スペース相当。そして屋外では横断歩道や壁などで囲まれた箇所が1スペース扱いです。
赤線で囲まれた部分などは屋外の1スペース,青線で囲まれた部分などが屋内の1スペース。
移動にはいくつかルールがあり,これから入ろうとするスペースや出ようとするスペースに火災トークンや堕落トークンがあった場合,ダメージや堕落点を受ける可能性があり,モンスターがいるスペースから出ようとする場合には背後から問答無用の1ダメージを受けます。
赤いマーカーのついたヒーローが左の建物に入ろうとする場合,火災ダメージと堕落の判定を受ける。また,モンスターのいるスペースからの移動となるため,背後から1ダメージを受ける。
戦闘
戦闘は同じスペースにいるすべてのモンスターを相手取り,特殊なダイスを使って行います。
Sinプレイヤーが使うダイス(左)とヒーロープレイヤーが使うダイス(右)。
戦闘に入る場合,ヒーローは自分の戦闘力と同数のダイスを得ます。
ヒーローボードの上段中央にある数値が基本の戦闘力となる。
さらに,同じスペースにヒーローがいる場合やアップグレードカードを持っている場合,自ら堕落を選ぶ場合には追加のダイスを得ることができます。
一方Sinプレイヤーはそのスペースにいるすべてのモンスターの戦闘力の合計分のダイスを得ます。
モンスターの戦闘力。戦闘力を合算するのはヒーローが「その場にいるすべてのモンスターと戦う」ということを表すため。
Sinプレイヤー側はスペースにあるトークンやカードの効果によって追加のダイスを得ることができます。
ダイスの個数が決まったらいよいよ戦闘です。
戦闘に参加しているヒーロープレイヤーとSinプレイヤーはそれぞれダイスをすべて振ります。この出目によって戦闘で受けるダメージなどが決定します。
Sinプレイヤーのダイスの目は以下の写真の通り。左から,打撃(ヒーローに1ダメージを与える),連続打撃(ヒーローに1ダメージを与え,さらに追加のダイスを1つ振る),堕落(ヒーローに1点の堕落値を与える),ハズレです。
Sinプレイヤーダイス。打撃と堕落は2面,残りそれぞれは1面ずつある。
一方のヒーロー側のダイスは以下の通り。左から左から,打撃(モンスター1体に1ダメージを与える),堕落無効(モンスターの「堕落」1つを無視する),防御(モンスターの「打撃」1つを無視する),スキル(戦闘では無意味),信仰(追加のダイスを1つ振る。その後,このダイスの目を好きな出目に替える)です。
ヒーロープレイヤーダイス。攻撃は2面,残りそれぞれは1面ずつある。スキルの目は「地域の浄化」のために使用する。
このスペースでヒーローとモンスターの戦闘が起こる。複数のモンスターがいる場合,初期状態ではダイスの数は圧倒的にモンスターの方が多い。今回のモンスターは戦闘力2のアコライトと戦闘力4のコントローラー。
ヒーロー側が受ける影響から確認していきましょう。
ヒーローが受けるダメージはSinプレイヤーの打撃数-(ヒーローの防御数+ヒーローの基礎防御力)です。
さらに,Sinプレイヤーの堕落数-ヒーローの堕落無効数分の堕落値を得ます。
今回出た双方のダイス目はこれ。モンスターの出した打撃数は合計4,ヒーローの出した防御数は1。堕落値は2で堕落無効は0。
注:撮影時のミスでダイスは6個になっていますが,モンスターの戦闘力の合計が6に加えて「連続打撃」の目が出ているので,本来はSinプレイヤーダイスが1つ追加され7個のダイスを振っているはずです。
今回のヒーローの基礎防御力は1。
よって今回の戦闘では4-(1+1)=2のダメージと2-0で2の堕落値を受ける。
一方のモンスター側ですが,こちらは防御行動がとれません。ゆえにヒーローの出した打撃数が直接モンスターへのダメージとなります。
ただし,モンスターは防御行動を取れないものの再生能力に秀でるため,一撃で仕留めない限り破壊されません。
このゲームでは,ヒーローの出した打撃数がモンスターの基礎防御力を上回った場合のみモンスターは破壊されます(=モンスター側にダメージは蓄積されません)。
上記と同じ例。ヒーローの打撃数は2。
ヒーローと同じ場にいるモンスターの基礎防御力はそれぞれ2と4。
ヒーローは同じスペースにいるモンスターにダメージを振り分ける。ただし,モンスターの基礎防御以下のダメージは無効となるため,1体に2点のダメージを与え,破壊しただけで戦闘終了。
(倒れているモンスターはボード上から退場します)
本当は接近戦闘の他に遠距離戦闘や地域の浄化も選べるのですが,冗長になるので置いておきましょう。
これらの行動でもダイスの出目が重要になります。
1人のヒーローターンが終わったら隣のヒーローのターンとなり,これを全員のターントークンがすべて裏返るまで繰り返したら1ラウンドが終了。ストーリータスクの処理や追加モンスターの発生などラウンド終了時の処理を行って次のラウンドに入ります。
ラウンド終了時には,マップ上の巣アイコン(写真中央下部,オレンジの眼のようなアイコン)から追加のモンスターが発生する。
ヒーロー側はこれを繰り返し,ストーリーによって決められたミッションをこなしていくことがゲームの目的となります。
ああ。なんて簡単なゲームなんでしょう。
いやいや。このゲームのおもしろいところはこれからです。
Sin リアクション
ここまでの説明ではSinプレイヤーは何の行動もせずにラウンドが終わってしまうような書き方でしたが,もちろんそんなはずはありません。
このこのゲームではSinプレイヤーのターンという概念はありません。ではどうするかといえば,Sinカードとリアクショントークンによって,ヒーローターンに割り込む形でアクションを行っていきます。
Sinカード
Sinカードは各ターンに1枚使用できるカードです。条件さえ満たしていれば,ヒーローターンに割り込んで使用することができます。ヒーローの行動を制限したりモンスターを強化したり,Sinプレイヤーにさまざまな利益をもたらします。
Sinカード。Sinプレイヤーが使用する「大罪」によって内容が異なる。
リアクショントークン
Sinプレイヤーがゲームに干渉するために必要となるトークンです。
Sinプレイヤーは望むなら,1人のヒーローターンが終わったとき,次のヒーローターンに移る前に割り込んで未使用のリアクショントークン1つを裏返すことができます。
リアクショントークンを裏返した場合,Sinプレイヤーはモンスターの移動および直前のターンヒーローとの戦闘を行うことができます。
リアクショントークン。Sinプレイヤーはゲーム開始時に場に出ているヒーローの数と同じ数のリアクショントークンを持つ。
最後に。ここまでの説明では,長引けば長引くほどヒーロー側が有利になります。アップグレードカードで自分を強化したり,自ら堕落することで一時的に強大な力を得たり。
しかし,ある理由により,ゲームを長引かせすぎるのは危険な行為になります。
その理由というのがアポカリプストラック。
アポカリプストラックは黙示録のラッパの音。度合いが上昇するごとに世界は破滅に近づき,Sinプレイヤーにとって有利な,そしてヒーローにとっては絶望的な効果が発揮されていきます。
アポカリプストラック。トラックの段階は0〜7まである。
度合いが上昇する条件はシナリオによって異なりますが,その上昇により,Sinプレイヤーの行動数は増え,戦闘能力が強化され,ヒーローたちを破滅に追い込むアポカリプスカードが追加されます。
さまざまな効果があるアポカリプスカードの中でも問題になるのがHell Clubの召喚。
このゲームのボスキャラであるアバターと同等の戦闘力に加え,それぞれが固有の能力を持ちます。
Hell Clubの面々。強大な戦闘力に加え,特殊能力を持つ。
アポカリプストラックが最大値の7に達したとしても即座に世界が滅びるわけではありません。
しかし,世界を救うことは非常に困難になります。
多数の困難を乗り越え,無事ミッションをこなすことができればヒーロー側の勝利! ……ですが,それは一時的な勝利でしかありません。
ヒーローがこなすべきミッションは他にも多数あり,世界に平定がもたらされるのはまだ先の話です……
■プレイ感
説明が長い!!!これでだいたい7〜8割は説明しているでしょうか。
さてこのゲーム。
とてもヒーローとは思えないヒーローたちのビジュアル・設定,初期状態ではヒーローよりも強いモンスター,長引けば長引くほど苦しくなっていく盤面,それでもゲームバランスは良好と早い話が最高のゲームです。
話す要素が多すぎてどこから話せば,という感もありますが,まずはヒーローたちの魅力から。
結局のところ,「敵の力を取り込んで自らを強化するがそれは諸刃の剣」的な設定が最高というところに落ち着きます。
ゲーム中でも自ら堕落値を得ることは重要な要素になりますが,それをやりすぎるとヒーローが助けた市民を殺害したり,シナリオによっては敵側に寝返ったりと「堕落」部分をゲーム上できちんと表しています。
また,シナリオによっては「Dark Past」,ヒーローの後ろ暗い過去がゲームに影響を及ぼすこともあります。
また,Sinプレイヤー側のモンスターも魅力的。
もう一度見てくださいこのフィギュアたちを。
特にアバターのできは非常によく,色を塗っていなくても迫力があります。
私はまだ塗装をしていませんが,以前遊ばせていただいた紙魚丸さん(@shlml)のアバターのできがすごく良かった…… 色塗りたい……
紙魚丸さんのアバター。ブログで紹介している他のモンスターもいい感じ。
また,個性的なHell Clubの面々も見逃せません。全体的に映画「ヘル・レイザー」シリーズに出てくるセノバイトっぽさがあって好き。
Hell ClubのDr. Gan。ピンヘッド様を彷彿とさせる。
その他のフィギュア類もこれでもかと言うほど詰め込まれています。
あまりプレイ感の話をしてませんね。
もう好きすぎて悠長にタイプしている場合じゃないんです。
まだすべてのシナリオで遊んだわけではありませんが,全体的にバランスはいいので安心して遊べます。
問題があるとすれば,結構な入り組んだルールであるものの,日本語版がないということ。
しかし先述の紙魚丸さん(@shlml)がブログで翻訳を公開してくれているので安心です。
bogem.sblo.jp
本記事を書く際にも参考にさせていただきました。
いつもお世話になっております。
もうひとつ難を言えば,ゲーム中,ダイスの数が圧倒的に不足します。
終盤はヒーロー側もSinプレイヤー側も振るダイスの数が増えてきて,さらにダイスの効果で追加のダイスを振り,その効果でさらにダイスを振り……とやっていると基本セットに入っている分だけではダイスがすぐに足りなくなります。
追加のダイスセットもあるので,できれば一緒に買うことをオススメします。
というわけで,(すでに散々語った感もありますが)多くは語りません。
とにかく面白いので遊びましょう。
基本セット。これだけで十分遊べます。ただできればダイスは買い足したい。
拡張セット。新ヒーローの追加となるセットや「大罪」を追加するセットなど,結構な種類が発売されています。