ごきげんよう。
みなさん「ビブリオバトル」というものをご存知でしょうか。
いえ,ビブリオスで戦うわけではありません。
詳細は上記公式サイトに譲りますが,ビブリオバトルとは本の紹介を介した,知的でアツいコミュニケーションゲームです。
公式ルールは以下のとおり。
【公式ルール】
1. 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
2. 順番に一人5分間で本を紹介する.
3. それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
4. 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.
本だけを持って,アドリブで5分間その本の魅力を語ります。パワーポイントもレジュメも使いません。
ここ数年(?)日本中でおこなわれており,全国大会もあります。
youtu.be
2012年全国大会決勝のようす。
私は何度か発表者として参加したことがあります。
ほかの人の紹介を聞くと,新しい世界が広って楽しいですし,その本にかける思いも興味深いです。
自分が紹介する側になると,どうすればその本の魅力が伝わるかを真剣に考えるようになりました。
さて。
そんなビブリオバトルですが,ボードゲームでやったらおもしろそうじゃないですか……?(本から離れる時点で「ビブリオ」バトルではないのですが)
ビブリオバトルは「人を通して本を知る.本を通して人を知る」をキャッチコピーにしており,「人を通してゲームを知り,ゲームを通して人を知る」ところがあるボードゲームとの親和性がとても高いと思うのです。
たとえばゲーム会の最初に,有志の参加者が以下のルールでゲームを紹介してもいいかもしれません。。
- 発表参加者が面白いと思うゲームを持って集まる.
- 順番に一人5分間でゲームを紹介する.
- それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
- 全ての発表が終了した後に「どのゲームを一番遊びたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプゲー』とする.
これのメリットとしては以下の5つが挙げられそうです。
- どのゲームをするか迷ったときの指針になる
- それまで知らなかったゲームを知るきっかけになる
- 「おもしろい」ゲームを見つけやすい
- 紹介参加者のことも知ることができる
- 大好きなゲームについて熱く語れる
一方,少し考えただけでもこのような問題点がありそうです。
- 紹介するゲームが重複する可能性がある
- 本と比べるとボードゲームは数が少ないため起こりそうです。
- とはいえ,重複してはいけないわけではありません。念のため。
- 何度か開催しているうちに「毎回同じゲームが紹介される」可能性がある
- 本と比べるとボードゲームは数が少ないため起こりそうです。
- 紹介する人が違えばゲームが同じでも面白いかもしれません。
- ゲームという性質上,5分の紹介が「そのゲームへの熱い思いを伝える」のではなく,プチインストで終わりそう
- それはそれでいい……かも?
- 発表に関するディスカッションがルールについての質問時間になりそう
- 投票先を決める際に紹介内容ではなく紹介されるゲームに依存しそう
- 投票先を決める基準が「どのゲームを一番遊びたくなったか?」なのでやむを得ないか。
- とはいえこれは本でも同様なので問題ないかもしれません。
- そもそもゲームをやりに来ているわけで,「紹介者を知る」とかゲームの紹介とかどうでもいい
- 貴重なゲームの時間が減る
- 参加者を募る段階で「こういうイベントも含みます」と告知すれば解決?
- しっくりくる名前が思いつかない
まだ思いついただけで実践したわけではないため,よそのゲーム会で試すのは不安が大きいのですが,面白そうだと思いませんか?
きちんと運営できる目処がつけばやってみたいと思っていますので,
「こんなメリットがありそう」
「こんなデメリットがある」
「いい名前を思いついた」
「うちのゲーム会でやりたい」
「ビブリオバトル普及委員会ですが,そんなパクリみたいなイベントは認められない」
等々ご意見がありましたら twitter(@kyun3_hnbd)へリプライまたは当記事にコメントをいただけると嬉しいです。