ボードゲームのカビ対策
連日暑く,湿度も高い日が続きますがみなさんお元気でしょうか。
お元気なら何よりです。
ではみなさんお持ちのボードゲームの状態はいかがでしょうか。
カビは生えていませんか?
梅雨が過去の話になったとはいえ,まだまだ湿度は高いままです。
そして湿度が高いと生えてくるのがカビ。
とくに,普段遊ぶことの少ないゲームを風通しが悪い棚のなかに閉まっていると,いつの間にかカビが生えています。さらにゲームの箱も開けていなければ,より危険かもしれません。
ということで今回はゲームにカビが生えてしまった場合の対応策のまとめです。
なお,幸いにしてというか不幸にしてというか,カビの影響がありませんでしたので実際に対応策を試すことはできていません。悪しからず。
さて。
カビへの対策ですが,先人の知恵を参考にしましょう。……先人とは誰でしょうか?
美術館や博物館の学芸員?
もちろん彼らも収蔵品のカビには苦慮していることと思うのですが,しっかりと予算を使って,展示物の状態を守る設備を用意しているため,一般人が参考にするには難しいかもしれません。
ではどこを参考にするかといえば,図書館。
美術館等とは違い,(基本的には)膨大な資料を開架で所蔵しており,多くの人が触ります。そして(こちらは美術館等も同様ですが)予算も限られている。
そんな条件のなかでのカビへの対応は,ボードゲームでも参考にできるのではないでしょうか。
本題に入りましょう。
まず図書館といえば国会図書館。
カビが発生した資料をクリーニングする|国立国会図書館―National Diet Library
こちらにはカビ発生後の処理について書かれています。
併せて東京都立図書館の「カビ対策」にもう少し細かい記載があるのでご紹介します。
東京都立図書館_資料保存_カビ対策
上記リンク先の最下部にある「カビが発生したら」というPDFファイルがわかりやすいです。
日本図書館協会資料保存委員会の「IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則:第3章 保存環境」には,防カビだけでなく害虫などほかの要因についても書かれています。参考までに。
IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則
と,ここまでで私の言いたいことはほぼ書き終えてしまっています。
少々不親切かとも思うのですが,後はリンク先をご覧いただいた方がわかりやすいかと思いますので,ここで筆を置きます。
しっかりとカビ対策をして大切なゲームを長持ちさせましょう。
補記(2015/08/10)
上記のカビ発生後の対応は,あくまで不幸にもカビが生えてしまった場合の対処法です。
カビは一度生えてしまうと根絶させることは難しいので,発生させないことが基本だということを忘れないようにしましょう。