Ladys and Gentlemen !!!
今回紹介するのはゲームマーケットで購入したハイテンション利休だ!
Foooooooooooooooo !
Yeaaaaaaaaaah!!!
人数:3〜6人
ルールの覚えやすさ:★☆☆☆☆
プレイの難しさ:★☆☆☆☆
プレイ時間:20分(5分?)
■目次
▶ゲームの紹介/概要▶プレイ感
▶自作カード
■ゲームの紹介/概要
普通にいきます。
さて,まずはこのハイテンション利休がどういうゲームかという話から始めましょう。
ルールブックからゲームの概要を引用します。
プレイヤーは戦国武将となり、利休の茶会に出席する。茶会で自慢の茶器を披露し、利休のテンションを見計らい、ほどよい額の茶菓子を手に入れたものが勝者となる。
OK,なにを言っているかわかりませんね。
まずプレイヤーは各ラウンド(=各茶会)で1枚ずつ,利休に献上するための茶器カードを手札から出します。
出された茶器カードの中から,条件にあったものを利休に献上します。
献上された茶器の等級によって利休のテンションが上ります。
テンションが上った利休は,テンションに応じて茶会の参加者に三〜六両相当の茶菓子を施します。
これを春・夏・秋・冬の4ラウンドおこない,勝者を決めます。
4ラウンド終了時点での利休のテンションと,各プレイヤーが受け取った利休からの茶菓子の額をくらべましょう。
このとき一定の条件を満たしたプレイヤーは「わび・さび」を理解ていたものとして,強制的にゲームから身を引きます。そのプレイヤーは敗退です。
残ったプレイヤーのうち,最もちょうどよく利休のテンションについていけたプレイヤーが「利休のわびさびの程度を理解した」としてゲームの勝者となります。
利休のテンションに追いつかなくてはいけませんが,そうかといって利休を置き去りにしてはいけません。ちょうどいい程度に利休を理解しましょう。
なお,すべてのプレイヤーが「わび・さび」を理解してしまった場合,「誰も利休のテンションについていけなかった」として勝者なしです。
勝者の決め方が少々わかりにくかったでしょうか。
ただここを細かく書いてしまうとゲームを買わなくても遊べてしまうのでご了承ください。
■プレイ感
正直な話をすると,私は当記事冒頭のパッケージ画像につられてこのゲームを買いました。
ゲームとしてはあまり期待していなかったのですが,これが意外なほどにゲーム性がありました。
利休のテンションを上げるために等級の高い茶器を献上しすぎると,利休から必要以上に茶菓子をもらってしまいます。
かといって等級の低い茶器しか献上しないと,利休のテンションに追いつけません。
「茶器カードを表向きで出してもも裏向きで出してもいい」というのも,茶菓子を他の人に押し付けるためにはなかなか面白いルールです。
ああ,具体的に説明したい!
具体的にどのシステムがどう素晴らしいのかを説明したいところですが止めておきましょう。
最初に引用した,この部分がゲームのすべてを物語っています。
利休のテンションを見計らい、ほどよい額の茶菓子を手に入れたものが勝者となる。
さて。
インパクトが強く,意外なほどゲームシステムもすばらしいハイテンション利休なのですが,残念なことも1つあります。
それがカードのシンプルさ。
左側が茶器カードで右側が茶菓子カードです。
茶器カードは,すべての等級で茶器のイラストが同じです。そして裏面もほぼ同じ。
カードはミシン目がついた台紙に貼り付いていて,購入した人が切り取るような形になっています。
ゲーム中の光景。ちょっと地味ですね。
このシンプルな形式のお陰で500円という価格で販売することができたのでしょうから,嬉しい部分もあるのですが,やはり少し残念です。
ということで,自作してしまいました。
■カード自作
ということで自作したカードがこちら。
茶器カードの茶器の画像は著作権で保護されているため,隠しています。
コストをかけずに作った割には綺麗に出来ました。
上が茶器カード,下は茶菓子カードです。
「利休の時代にタイ焼きはない」とか「茶菓子って『山吹色のお菓子』の隠語じゃないのか」とか細かなご意見はあるかもしれませんが,目をつぶってください。
茶器カードはプレイヤーごとに背景がちがいます。それぞれオシャレな和紙模様。
下のアイコンは利休のテンションの上がり方を示します。
かなり簡単にいい感じのカードができたので作り方も後日ブログに書きます。
ということで,カードの質こそ気になりますが,安くて面白い,なにより盛り上がるハイテンション利休。
ゲーム中は
「利休は春からトバしすぎてるだろ……」
「やばい! 利休のテンションが上がるぞ! 抑えろ抑えろ!」
「利休イェーーーーーーーーーーーーーイ!!」
などこちらもハイテンションになれます。
入手する機会は少なそうですが,見かけたら買って損はないと思います。<2015/10/31 追記>
ハイテンション利休の通常販売版(?)。カードは厚いものになっているようなので,もう自作の手間はいりません。